池松です。 みなさんいかがお過ごしでしょうか。わたしは夏休みワーケーションでリフレッシュできました。また今週から頑張りたいと思います。
情報発信学とは、自分の仕事や興味関心のためにSNSを使ってどのように情報発信していくのかを体系的に学ぶことです 。世の中にはインフルエンサーやライターのためのスキルを教えてくれる場所は沢山あるのですが、自分の仕事やゴール戦略のためにどう使うか教えてくれるところはありません。SNSに振り回されたり踊らされたりしないで自分のゴール戦略にあった使い方を教えてくれる所はなかなか無いのです。と言うわけでSNSコーチングをはじめました。おかげさまで好評をいただいています。これからもSNS圏外の方へも役立つ情報をお届けできるように頑張りたいと思っていますのでよろしくおねがいします。
SNSコーチング・各SNSのLink集は → コチラ
1:シェアされるって何?
-自己認識があってるか確かめよう
シェアとは、インターネットで見つけた記事や投稿を、自分のSNSアカウントを使って共有することを指します。自分のタイムライン上のみの場合や、友だちのタイムライン上にも共有できる場合など、共有できる場所はSNSによって違いがあります。ただシェアするだけではなく、自分なりの意見や解説コメントを加えましょう。
シェアをシェアをするにあたって気をつけたことは、シェアする情報が間違っていた場合、誤情報を拡散してしまうことになることです。災害や地震など緊急事態に誤った情報が広まると生命を左右しかねません。シェアする前に一次情報源を確かめるといった配慮も忘れないようにしましょう。
「バイラル」とは・・・
Webマーケティングにおいて「情報が口コミで徐々に拡散していく」さまを形容する用語です。もともと「バイラル」とは英語で「ウィルス(virus)に関係する」「ウィルス性の」という意味を示す用語。あたかもウィルス性の感染症のように、じわじわとユーザー間で口コミが広がっていく、という含意があります。バイラルはもっぱら「バイラルマーケティング」や「バイラルメディア」などのマーケティング用語で用いられてきました。単独で「バイラル」と表現される機会はそう多くありません。バイラル的な徐々に拡散していく広がり方とは対照的に、突発的に急激に話題に上る様子は「バズる」と表現されます。
UGC(ユーザー・ジェネレ―テッド・コンテンツ)とは・・・
企業によって作られた「PUSHコンテンツ」ではなく、ユーザーによって作られたコンテンツを指します。具体的には、個人のSNS投稿などユーザー発信のコンテンツのことです。バイラルがありさまを形容する用語に対してこれはコンテンツを指しています。
・本を探すとき→ Amazonの商品レビュー
・旅行先の観光地を探すとき→ トリップアドバイザーのレビュー
・転職先を探すとき→ 企業クチコミサイトの投稿
・受動的におススメを知る→そのヒトが体験した「推し」の投稿
※このように能動的と受動的な(両方の)きっかけがあります。
背景として、SNS時代になると企業が広告を通じて自社の商品を自画自賛しても、生活者には受け入れられにくくなったことがあります。つまり「サービスを使うことで、どのような体験ができて、生活がどのように変わるのか」をリアルに伝えることが求められるようになったのです。それを実現する方法の一つがUGC活用です。SNSに投稿されたUGCがクチコミの役割を果たし意思決定に強く影響を与えるようになりました。
いままではUGCはBtoC商品に有効でした。エモい共感はBtoB領域では単純に生じ難いからです。しかし商談は人間ドラマそのものであることに着目して「営業・体験談」を「人材採用」や「マーケティング手法」など「セルフ・特集テーマ」に沿ってSNSにアウトプットすることでシェアされる事例が生まれてきました。ちょっとしたコツが必要ですがBtoB領域のUGC活用はブルーオーシャンだと言えるでしょう。UGC発生に大事なのは、ハッシュタグ設定やいくつかの事前準備が重要です。それは長くなるので次回にお話しします。
2:シェアされたいならGiveしよう
―まずは貢献することからはじめよう
シェアされたい。UGCが発生してほしい。それはあなたの「欲望」「願望」です。押しつけてもシェアされません。すぐにハックしようとするのはやめましょう。なぜならば、あなたへの好意や愛情が減るからです。これは人間関係とおなじです。オーガニックなUGCは良質なUGCの発生を引き出し、あなたに良質な顧客を導いてくれます。そのための基本はまずGiveすることです。「そんな時間はないよ!」と焦ってはいけません。焦っては何も得るものがありません。また自分より大きくみせたり、過剰にいいヒトに演出するのはやめましょう。やがて馬脚をあらわして悪意や非難を生み出します。等身大の自分でGiveするようにしましょう。あなたのGiveはやがてGiveで返ってくるでしょう。
・著者が本を出したらAmazonレビューを書いてGiveしよう
・主催者のイベント告知をシェアしてGiveしよう
・人材募集をしている情報をシェアしてGiveしよう
※あなたの顔(パーソナリティ)やシェアする気持ちが伝わることが大事です。
3:シェアされる意義とは
―バズるとちがうシェアの意味とは
シェアされることは、他人からの「推し」や「ホメ」を意味します。口コミがSNSやSlackなどクラウド空間にひろがっていくことです。自画自賛ではありません。そして、その状況は一発ドカンではありません。ジワジワと広がる様子です。
それは鎖が横につながるように広がっていくことなのです。口コミとは「気になるウワサ」の広がり方をイメージするとわかりやすいかもしれません。「桐島。部活辞めたってよ」に対して「え?」「マジか」「ヤバっ!」とうわさが広まっていく様子です。そのためには「突っ込まれビリティ」とも言える「余白」(見出しや内容の編集視点)が大事になってくるのです。
4:シェア「する」・「される」準備はできてますか?
―いきなりシェアしても成果につながりません
「シェアする」準備
・あなたのプロフィール「何者」だかわかりますか?
・シェアするひとのコンテンツ(Tweetやnote)にいいねしてますか?
※いきなり「推し」より、事前にいいねしたり助走をしましょう。
「シェアされる」準備
・ハッシュタグを設定してますか?
※リプライがつながくても分かるようにしましょう
5:シェアされる「良い」と「NG」について
―シェアのコツと道しるべ
「良い」パターンへの道しるべ
・学びがありますか?
・お得な情報がありますか?
・鋭い視点がありますか?
・思わずクスっとする笑いはありますか?
・余白「突っ込まりビリティ」はありますか?
「NG」パターンにハマらない
・自分の独り言になってませんか?
・怒りや愚痴のようなネガティブな感情を吐き出してませんか?
・匿名的でなんのことだか分からない情報じゃありませんか?
・誹謗中傷しない。ソーシャルマナーがありますか?
6:Facebookは拡散にほぼ役に立ちません
ーFacebookがシェア拡散に役に立っていたのは2017年まで
Facebookは2017年以降、拡散のプラットフォームではほぼ役に立ちません。
理由1:
アクティブユーザー数の減少
理由2:
Facebookのアルゴリズム変更によるオーガニック・リーチの減少
原因:
・Facebook投稿は「友達の輪」の中に閉じ込められています
・「拡散してほしけりゃ金払え」リーチを稼ごうとすれば広告に頼るしかない
・金を払ったコンテンツしか「友達の輪」の向こう側に届きません
・広告は広告として認識される。ほとんどのユーザーは広告に見向きもしません
ケーススタディ:2019年頃からTwitterのアクセスが激増で逆転
Facebookからの流入は20万ユーザ/月
※Facebookは2017年オーガニックリーチを1/3に絞った模様
Twitterからは月間30万ユーザー/月へ増加
Facebookでのリーチ数減少とは真逆の動き
▼アルゴリズムがちがう
・Facebook投稿は時間帯は無関係(オートマチック)
・Twitterは時間帯を意識して投稿(マニュアル)
投稿の内容によって、FacebookとTwitter、noteでは好まれる話題がちがいます。プラットフォーム特性がちがうのです。単純に「Facebookへの投稿は無駄」ではないので注意しましょう。
▼プラットフォーム視点でみると
テキストはTwitter
画像はInstagram
動画はYouTube
となりますが、プラットフォームに使われては意味がありません。
▼目的別視点でみると
note+twitter
note+youtube
note+youtube+Twitter
自分の目的に応じて、プラットフォームは組み合わせることが大事です。
次回は「シェアされる・チームワーク」
シェアしてもらうためには、そのためのリテラシーや準備が大事です。SNSは誰でも使えるので「自分はSNSのコトは解かっている」と思いガチですが、SNSガチ勢とSNSアマチュア勢のスキル差は「大リーガー」と「少年野球」以上の差があります。
たとえば、、、ガチ勢は17~20時間/日利用しているのに対して、アマチュア勢は1時間以下/日です。ネット滞在時間からして違うのですがらスキルが違って当然です。しかしSNS空間の様子は、リアルからは見えないのでその辺を認識することが難しいので、実力差が認識しずらいのが特徴です。
SNSは力を合わせて使うことで、より遠くの人まで届けることができます。それは「ドラマ・・下町ロケット」のように、名もなき者でも力を合せれば月にロケットを飛ばせるようなものです。次回はシェアされるチームワークについて書こうと思ってます。予定なので変更するかもしれません。そのときはすいません。
情報発信学とは、自分の仕事や興味関心のためにSNSを使ってどのように情報発信していくのかを体系的に学ぶことです 。世の中にはインフルエンサーやライターのためのスキルを教えてくれる場所は沢山あるのですが、自分の仕事やゴール戦略のためにどう使うか教えてくれるところはありません。SNSに振り回されたり踊らされたりしないで自分のゴール戦略にあった使い方を教えてくれる所はなかなか無いのです。と言うわけでSNSコーチングをはじめました。おかげさまで好評をいただいています。これからもSNS圏外の方へも役立つ情報をお届けできるように頑張りたいと思っています。 SNSをビジネスに活かしたい方へ視野が広がることに少しでもお役に立てたら嬉しいです。
ではまた月曜日にお会いしましょう。
池松潤(いけまつ じゅん)
恋愛小説家/ サイボウズ式第2編集部 / 情報発信学 SNSコーチング ※詳しくは ⇒ コチラ