池松です。 SNSは無料で使えますが新たなSNSを使うにのに色々な設定をするのは面倒なものです。ましてやFacebookで「いいね」の反応を貰えるのに他のSNSで貰うには大変なエネルギーが必要です。だから他を使おうとはしません。つまり「既存の繋がり」が出来上がったSNSを味わうと、他のSNSを始めるのは億劫になります。しかしコレって人間関係に似ていて「旧知の関係」だけの飲み会ばかり参加するようなものです。Facebookしか使わないと、だんだんインターネット老人会のようになっていきます。しかし問題はそこにあるのではありません。新しいプラットフォームを使えばいいとは言ってません。SNSを組み合わせて上手に使うことが大事なのです。一つのSNSだけを使っていると「ネット筋力が低下」することになります。今日はその辺をご説明したいと思います。
情報発信学とは、自分の仕事や興味関心のためにSNSを使ってどのように情報発信していくのかを体系的に学ぶことです 。世の中にはインフルエンサーやライターのためのスキルを教えてくれる場所は沢山あるのですが、自分の仕事やゴール戦略のためにどう使うか教えてくれるところはありません。SNSに振り回されたり踊らされたりしないで自分のゴール戦略にあった使い方を教えてくれる所はなかなか無いのです。と言うわけでSNSコーチングをはじめました。おかげさまで好評をいただいています。これからもSNS圏外の方へも役立つ情報をお届けできるように頑張りたいと思っていますのでよろしくおねがいします。
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1:FacebookはSNSの中でどんな存在か?
Facebookは既存の繋がりや、40~60歳のビジネスマンとの繋がりには大変便利です。ではまず数字でその特性を見てみましょう。
Instagramの伸びとFacebookのユーザー離れが特徴的です。2019年内にInstagramはFacebookのMAU数を抜き国内でどこまで拡大できるか課題です。なおTwitterは2017年以降はアカウント数に関する発表を行っていません。
MAUとは Monthly Active Usersの略で、主にWebサービスやアプリなどで月1回以上サービスを利用したユーザー数を表す指標のこと。 月間アクティブユーザー数のことです。
2:若者がFacebookを使わない理由
「SNS疲れ」で若者の間でもSNS離れが起こっています。これはリモートワークなどで目に見えない疲労が蓄積しているためと言われていますが、全世代に共通の傾向ではないかと思われます。その中でFacebookの利用率は減少の一途をたどっています。TikTokなどの新しいSNSにシフトしているためと思われます。 この流れは今後どんどん大きくなっていくと思います。
3:SNSは組み合わせて使うといい
SNSを組み合わせて上手に使うことが大事だと冒頭にお話ししました。SNSプラットフォーム各社は自社のを使ってもらうためのケーススタディは紹介しますが、他社と組み合わせて「どのように使えるか」は紹介してくれません。それはサービス提供者視点であって利用者視点ではないからでしょう。
私はSNSコーチングをしているので、文章が書けないから「noteをはじめられない」というハナシをよく聞きます。特にSNS圏外の方に多いのですが、これは「文章を書けなくても文章のアウトプットは出来るようになります」と背中を押してあげています。例えば、zoomで対談した録画をYoutubeにアップしてそれをアプリで文章化してnoteに貼ればいいからです。 このようなSNSや各ツールを組み合わせて使う方法はまだまだ知られていません。
SNSを組み合わせるメリット
・個人との繋がりが複線化される。一つのSNSがトラブルで休止しても安心
・実は重要な知識である「SNSアルゴリズムの違い」がわかるようになる
・検索すると出てきやすくなる
SNSを組み合わせるデメリット
・複数のSNSを使いこなすため、貴重な時間資源が食われる
・各SNSの特性をマスターしなくては使いこなせない
・ゼロから始めるのが大変
詳しくはこちらをどうぞ⇒コチラ
4:ネット筋力はリアル社会のビジネス筋力とは違う
リアル社会でのビジネスにも「根気」や「積極力」は大事ですが、繰り返し行うチカラはなかなか難しいものです。しかしリアル社会のビジネス筋力があっても、ネット社会でも同じように通用するでしょうか。SNSコーチングで沢山の方を拝見していると相関していない事がわかります。
いわばネット筋力と呼ばれる「SNSなどツールを使いこなす」には、まずはネット利用時間をのばす必要があります。しかしネット利用時間は視力が悪かったり、ツールを上手に使いこなす「興味関心」「好奇心」が無いと伸びません。バットは振らないと当たらないように、ネット筋力もネット利用時間を伸ばさないと上手にならないのです。つまりネット空間で起こっている「状況」が把握できないため本当の「良さ」がわからないからです。たとえば、Eメールを使ったことが無いひとにCCやBCC、メルマガの良さを説明するのが至難だと思えば想像がつくと思います。利用しないとわからない事が沢山あるからです。
しかし残念なことに「ネット時間を伸ばせないヒト」は多いものです。リアル社会のビジネス筋力に自信がある人ほど、ネット筋力がなかなかつかない傾向があります。それは過去の自信から来ているように感じます。ここまで頑張ってきたんだから出来るだろうという奢りから発生するのだと思います。
飛行機のベテランパイロットは 2万時間以上飛んでいるそうですが、SNSやツールを上手に使いこなすには同様に長い時間使わなければ身につかないのです。一日30分か1時間程度で上手くなるわけが無いのです。最初が大事なのはダイエットに似ていて「痩せたいのに痩せれないヒト」と似ています。ネット筋力がつかないひとは、ダイエット出来ないヒトに行動様式が似ているように感じます。もしそこでSNSにモヤモヤしていて、気が進まないのであればコチラをご参考までにどうぞ。
情報アウトプットの先に本当の目的や目標は見えてますか。 SNSはツールです。上手に使うためにはゴール戦略が重要です。これは何事にも通じますが、手段と目的を間違えないようにしたいものです。ではまた来週お会いしましょう。
池松潤(いけまつ じゅん)
恋愛小説家/ サイボウズ式第2編集部 / アウトプットLAB 情報発信学 SNSコーチング ※最新情報・メディア・イベントなど詳しくは ⇒ コチラ